ネコの食生活

ネコの食生活は、個体ごとにかなり異なり、ムラがあるのが普通です。たとえば、キャットフードのパッケージに書いてある通りの分量を、飼育書に書かれたとおり朝晩の2回に分けて与えても、必ず少しずつ残すネコがいます。 また食べている途中で飽きたように、器をカチヤカチヤと前肢でたたいて遊んでいたかと思うと、そのままひっくり返して周囲をキャットフードだらけにしてしまう、というしぐさをすることも少なくありません。 そのために、「何が気に入らないの」「もしかして病気?」などと心のなかでグチをこぼしたり、不安になったりする飼い主もいるようです。 しかし、これはネコの食習慣に基づくものなので、気に病む必要はそれほどないでしょう。ごはんを残すのも、病気のせいではないし、器を前肢でカチヤカチヤとたたく動作も、野生時代に食べ残しを埋めていた習慣が出ているのかもしれません。 とくに子ネコのうちは、少しずつ何回にも分けて食べることが多いので、食べ残したからといつてすぐに片づけないほうがいいのです。 ネコにしてみれば、「まだこれだけあるから、あとにしよ」という気分で、ちょっと爪とぎをしたり、カーテンとじやれたりします。それなのに戻ってみると、楽しみに取っておいたはずのごはんがないのです! こういうことがつづくと、ネコは出されたものを急いで食べようとして、食事にあせるようになります。すると急いでかきこんだぶん、消化しきれずに吐きグセがつく場合があります。ネコの健康のためにも、すぐに片づけないほうがいいでしょう。ただし、じょじょにいたんでくるので、ほどほどの時間で様子を見ます。 それでも毎回のように器をひっくり返したり、食べ残す量が増えるようだったら、キャットフードに飽きた可能性もあり、ちょっと違う食事に変えてみると、よく食べるようになったりします。
リビングルームの隅に観葉植物の鉢が置いてあったりすると、ネコが背伸びして、垂れ下がった葉をかじったりする行動に出ることがあります。あるいは、花瓶に飾っておいた花束の葉っばをかじろうとして、花瓶をひっくり返すというような粗相をすることもあるでしょう。 これらの行動は、室内飼育のネコに多く見られますが、葉っぱをかじるというのは、別に栄養バラシスが偏っているとか、内臓にトラブルを抱えているといった、いわゆる病気のサインではありません。ネコ自身によるセルフ・ヘルスケアなのです。 きれい好きのネコは、自分の体をなめる「グルーミング」という手入れをしょっちゅうします。そのとき、ザラついたネコの舌が自分の毛もすき取って飲み込んでしまうと、やがて胃袋にたまって毛玉になります。
そうするとネコは、繊維が豊富な植物を食べ、おなかを刺敵して毛玉を吐こうとします。その際、先端の尖つたイネ科の植物の葉が最適といわれ、外歩きを許されているネコなら、外出のついでに、たとえばネコジャラシ(エノコログサ)の若葉などを見つけてかじってきます。 けれども室内飼いのネコのまわりには、そんな植物は見当たりません。そこでしかたなく、目に入る観葉植物や花瓶の葉を食べているわけです。 最近は室内飼育ネコのために、専用の「猫草」が市販されています。細く柔らかい葉が芽吹いた鉢植えのほか、自分で種をまいて育てるタイプのものもありますから、常備してあげるといいかもしれません。ほかにも「猫草」は、排泄を促したり、葉酸という成分で貧血を防いだりできるともいわれています。 草はなくてはならないというわけではありませんが、観葉植物のなかには、ネコにとって毒となる種類もあります。しょっちゆうかじったり食べたりするネコには、専用の草を用意してあげることをオススメします。
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